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二〇世紀「英国」小説の展開

(編著)高橋和久   (編著)丹治 愛  

解説

20世紀英国小説研究の新しい傾向を踏まえつつ、「小説を読む」意味を問い直す。ヘンリー・ジェイムズからカズオ・イシグロまでの重要な作家の作品論を、幅広い世代の18人の論者が展開する。高橋和久による20世紀英国小説批評の大きな地図となる序論も読みどころ。

目次

モダニズムからポストモダニズムへ●高橋和久
ヘンリー・ジェイムズ『金色の盃』●垂井泰子
ジョセフ・コンラッド『シークレット・エージェント』●丹治 愛
E・M・フォースター『眺めのいい部屋』●浦野 郁
D・H・ロレンス『息子と恋人』●倉田賢一
フォード・マドックス・フォード『善き兵士』●川本玲子
キャサリン・マンスフィールド「幸福」●侘美真理
ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』●桃尾美佳
ヴァージニア・ウルフ『幕間』●片山亜紀
イーヴリン・ウォー『ブライズヘッド ふたたび』●長島佐恵子
ジョージ・オーウェル『一九八四年』●河野真太郎
マーガレット・ドラブル●川崎明子
ジョン・ファウルズ『フランス軍中尉の女』●大久保 譲
サルマン・ルシュディ『真夜中の子供たち』●秦 邦生
アラスター・グレイ『ラナーク』●猪熊恵子
ドリス・レッシング『夕映えの道 よき隣人の日記』●迫 桂
アンジェラ・カーター『夜ごとのサーカス』●吉野由起
J・M・クッツェー『鉄の時代』●小山太一
カズオ・イシグロ『充たされざる者』●武田将明
あとがき●丹治 愛
人名・作品名索引

掲載情報
著者紹介
  • 高橋和久

    1950年生まれ。東京大学名誉教授。京都大学卒業、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。著書に『エトリックの羊飼い、或いは、羊飼いのレトリック』(研究社)、『ラドヤード・キプリング──作品と批評』(松柏社、共編著)。翻訳にジョージ・オーウェル『一九八四年[新訳版]』(ハヤカワepi文庫)、ジョゼフ・コンラッド『シークレット・エージェント』(光文社古典新訳文庫)など。

  • 丹治 愛

    1953年生まれ。東京大学名誉教授。法政大学文学部教授。東京大学卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。著書に『モダニズムの詩学──解体と創造』(みすず書房)、『ドラキュラの世紀末──ヴィクトリア朝外国恐怖症の文化研究』(東京大学出版会)、『文学批評への招待』(共著、放送大学教育振興会)。翻訳にヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』(集英社文庫)。

関連書籍
  • 英文学の内なる外部/ポストコロニアリズムと文化の混淆

  • ラドヤード・キプリング/作品と批評

  • 魔術師の遍歴/ジョン・ファウルズを読む

  • ジェイムズ・ジョイス事典

  • フィクションの言語/イギリス小説の言語分析批評〈言語科学の冒険5〉

  • フォークナー 第2号/特集「フォークナーと同時代人たち」

  • G・オーウェル研究/初期作品研究とエッセイ

  • モダンの近似値/スティーヴンズ・大江・アヴァンギャルド

  • D.H.ロレンス批評地図

  • 一九世紀「英国」小説の展開

  • スティーヴン・ヒーロー/『若い芸術家の肖像』の初稿断片