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アメリカの嘆き/米文学史の中のピューリタニズム

(監修)秋山 健   (編)宮脇俊文  高野一良  

解説

「約束の地」アメリカは17世紀以来「新大陸」に渡ってきた様々な移民たちに何を与えてきたのか。ピューリタニズムにアメリカのアイデンティティの起源を求めるのか。ピューリタニズムを中心テーマに据えた珠玉の研究論文集。

目次

序文●宮脇俊文/高野一良
Ⅰ キャサリン・セジウィック 
白き死の仮面 キャサリン・セジウィックの描いた白い歴史絵巻●高野一良
Ⅱ ウィリアム・ブラッドフォード 
ブラッドフォードの『歴史』にみるインディアン消去法 「ピーコット戦争」まで●八木敏雄
Ⅲ トマス・シェパード
荒野から沃野へ トマス・シェパードとその周辺●難波雅紀
Ⅳ ハリエット・ビーチャー・ストウ
牧師の娘の苦悩 ストウとピューリタニズムの変容●作間和子
Ⅴ ジェイムズ・フェニモア・クーパー 
戦略としての「ピューリタン嫌い」 クーパーの『ウィッシュ・トン・ウィッシュの嘆き人』●林 以知郎
VI ナサニエル・ホーソーン 
ホーソーンとキリスト教 『緋文字』における苦行と悔い改め●青山義孝
VII ハーマン・メルヴィル
もう一つの神との格闘 メルヴィルと市民宗教●大塚寿郎
VIII ヘンリー・D・ソロー
ソローのウィルダネスの詩学とピューリタニズム●伊藤詔子
IX ネイチャー・ライティング 
書物としての自然 博物学的予型論●バートン・L・セント=アーマンド[訳=相原優子/相原直美/桑原紀子/高野一良]
X ヘンリー・ジェイムズ
ニューイングランド的良心と女性支配 ヘンリー・ジェイムズが『使者たち』に描いたアメリカ●中川優子
XI F・スコット・フィッツジェラルド
ピューリタニズムからマルティカルチュラリズムへ 『グレート・ギャッツビー』における二つの世界●宮脇俊文
XII マーク・レイナー
ニューヨークの魔女たち 「ヤング・バーグドーフ・グッドマン・ブラウン」に見るアヴァン・ポップ・ピューリタニズム●巽 孝之

ニューイングランド・ピューリタニズム研究動向●難波雅紀

監修者あとがき●秋山 健

掲載情報
著者紹介
  • 秋山 健

    1931年生まれ。同志社大学大学院英文科修士課程修了。ミシガン大学修士課程修了。上智大学名誉教授。

  • 宮脇俊文

    1953年、神戸市生まれ。成蹊大学 経済学部 特別任用教授。上智大学文学部英文科卒業、同大学院修士課程修了。専門はアメリカ文学。著書に『『グレート・ギャツビー』の世界──ダークブルーの夢』『村上春樹を、心で聴く──奇跡のような偶然を求めて』『ジャズ・エイジは終わらない──『夜はやさし』の世界』(青土社)など。

  • 高野一良

    1959年生まれ。2020年3月、東京都立大学 大学教育センター 退職。アメリカ文学専攻。著書に『アメリカン・フロンティアの原風景―─西部劇・先住民・奴隷制・科学・宗教』(風濤社)、『アメリカの嘆き―─米文学史の中のピューリタニズム』(共編著、松柏社)、『メルヴィル後期を読む』(共著、中央大学出版部)、訳書にマーガレット・フラー『五大湖の夏』(未知谷)、ブラック・ホーク『ブラック・ホークの自伝―─あるアメリカン・インディアンの闘争の日々』(風濤社)、キャサリン・マリア・セジウィック『ホープ・レスリー』(国書刊行会)。

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