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読み解かれる異文化

(編)中央英米文学会  

解説

一つの単語や一枚の写真、あるいは一篇の歌詞や文学作品に秘められた《文化》を読み解くことで、現代英語世界を理解するための一助となるよう意図された論文集。英米・アイルランド地域の文化研究の新しいあり方を示唆せずにはおかない。

目次

まえがき
第1部 英国
英国文化における民族性と国際色●坂 淳一
誰がために鐘は鳴る──英文学にあらわれる鐘のイメージ●金谷博之
『モルフィ公爵夫人』の霧とジェイムズ朝の霧●若林 敦
ロマン主義思想と自然観の変遷についての考察──自然の抒情的鑑賞から環境倫理思想に至るまで●石井康夫
ヴィクトリア朝時代の二つの文化──小説のなかの都市と田舎と●中林良雄

第2部 アメリカ
ピューリタニズムの伝統──非国教徒デフォーと超越主義者ソロー●小松良江
ジャック・ロンドンとカリフォルニア──善き意図の牧場とアメリカの夢●小林一博
ナッチェズ・テリトリーの滅びの文化●中島時哉
〈時の翁〉と〈洪水〉のイコノロジー──フォークナー「ウォッシュ」を読む●安達秀夫
『ジョージア・ボーイ』のユーモア●北嶋藤郷
写真は語る──「ビター・イヤーズ」の写真家たち●斉藤忠志
隠蔽された金鉱──ソール・ベローの「黄色い家を離れて」を読む●岡崎 浩
アメリカ60年代とロック──イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」から●渡部孝治
現代アメリカ卑語の代表fuckについて●藤井健三

第3部 アイルランド
カールトンのアイルランド──カトリック農民の肖像●吉川 信
アイルランド文化とジョイスの宗教──『若い芸術家の肖像』に見られるイエズス会の教育について●桑原俊明 
アイルランド人の血に受け継がれた傷●児嶋一男

あとがき

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著者紹介
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