松柏社

松柏社

図書出版の松柏社

ようこそゲストさん

JFK未完の人生 1917-1963

(著者)ロバート・ダレク   (訳)鈴木淑美  

JFK未完の人生 1917-1963
判型 A五版上製
ページ 703ページ
価格 3,800円(税別)
ISBN 978-4-7754-0160-6
Cコード
略号
発売日 2009年6月5日

当サイトより注文希望の方はログインをお願いします

オンライン書店で購入する

  • Amazonで購入
  • 楽天で購入
  • セブンネットで購入
  • 紀伊國屋で購入
  • e-honで購入
  • hontoで購入
解説

様々な重い病気を抱えながらも、因習や伝統に挑戦し、圧倒的な説得力と行動力でアメリカに夢と希望を体現しようと献身したジョン・F・ケネディ。その生誕から、志半ばに凶弾に斃れるまでの若き指導者の生き様が本書で詳らかにされる。『ニューヨーク・タイムズ』、『ワシントン・ポスト』など有力紙で「ケネディ伝、待望の決定版」との高い評価を得て、ベストセラーランキング第一位となった An Unfinished Life 待望の翻訳。

目次

第1部 青春
第1章 名門の次男--少年時代
第2章 迷い──大学
第3章 生と死をみつめて──従軍
第2部 ステップアップ
第4章 キャリアの選択──政界へ
第5章 新進気鋭の政治家──下院議員
第6章 ステップアップ──上院議員
第3部 ホワイトハウスへの道
第7章 戦い──指名獲得へ
第8章 歴史的勝利──大統領選挙
第4部 リーダーシップ
第9章 船出──1961年1月
第10章 苦い試練──1961年春
第11章 外交デビュー──1961年春
第12章 最も危険な状況──ベルリン危機
第13章 対立のはざまで──ベトナム戦争
第14章 華麗なる大統領──プライバシー
第15章 難問山積──公民権運動、ベトナム戦争
第16章 会心のとき──キューバ危機
第17章 新たなる挑戦──公民権運動
第18章 新たなる挑戦──核実験禁止条約
第19章 一千日の伝説──暗殺

訳者あとがき

付録
人物紹介
ジョン・F・ケネディ略年譜
アメリカ大統領一覧

メディアほか関連情報

 「サンデー毎日」2009年8月2日号に掲載されました

(ケネディは)幼い頃から病気がちで、特に腰痛と胃腸障害は深刻だった。しばしば入院もした。こんな健康状態でありながら、大統領の激務をこなし、しかもよく伝えられるように多くの浮き名を流した。ビル・クリントン元大統領の不倫スキャンダルなど足元にも及ばないような、信じがたい話が山のように出てくる。(緑 慎也)

■ 「出版ニュース」2009年7月下旬号に掲載されました

本書で、著者が特に光を当てているのはケネディ自身の「不安定さ」である。政策が一貫せず、ブレがあるという評価があったが、実際にキューバ危機や核実験禁止、ベトナム戦争のなかで、周囲の声に流されかけながらも、自分の信念を守ろうとし、そのなかで必死に着地点を探ろうとしているケネディの姿が描かれている。

■ 「週刊読書人」2009年7月17日に掲載されました

ケネディについては暗殺の事実に圧倒されて、大統領としての評価が、なお充分に行われていない。ベルリン危機への見事な対応は、そのことを教えられる。(枝川公一 ノンフィクション作家)

■ 「日本経済新聞」2009年7月5日に掲載されました

筆致は一貫して冷静だが、JFKが現実に立脚しながら理想を追求した指導者だったという強い印象を受ける。ケネディ政権の時代に20年代後半だった筆者は自らも生きた証人としてJFKの魅力を伝えることに成功している。今年、「ブラック・ケネディ」と呼ばれるオバマ大統領を生んだ米国の民主主義のダイナミズムを、改めて確認させられる一冊である。(飯野克彦)

著者紹介
  • ロバート・ダレク

    歴史学者。UCLA教授、ボストン大学教授等を経てスタンフォード大学教授。フランクリン・ルーズヴェルト、ロナルド・レーガン、リンドン・ジョンソン、リチャード・ニクソン、ハリー・トルーマンなど、歴史大統領にかんする著書多数。

  • 鈴木淑美

    翻訳家。1985年上智大学外国語学部英語学科卒業。日本経済新聞記者を経たのち1990年より慶應義塾大学大学院文学部博士課程でアメリカ文学を専攻。清泉女子大学専任講師を務め、2002年からフリー。

関連書籍
  • ジャングル/〈アメリカ古典大衆小説コレクション5〉

  • クローテル/大統領の娘〈アメリカ古典大衆小説コレクション 10〉

  • ヒトラーに抱きあげられて

  • 【品切れ中】アメリカ文学必須用語辞典

  • アメリカ報道史/ジャーナリストの視点から観た米国史

  • 孤独のキネマ/厳選108本+α