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英文学の杜/西山良雄先生退任記念論文輯

(著者)羽矢謙一  高柳俊一  寺澤芳雄  新井 明  西山良雄   (編)仙台英文学談話会   ほか

英文学の杜/西山良雄先生退任記念論文輯
判型 A5判上製
ページ 244ページ
価格 3,300円(税別)
ISBN 978-4-88198-946-3
Cコード
略号
発売日 2000年11月1日

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解説

取り上げられた作品も、主題も、手法も多様な16編の論文を収録した本書は、寺澤芳雄、原英一、遠藤健一、高柳俊一ら豪華執筆陣を迎え、主として近現代の英文学を論じている。英文学の杜に佇み「緑陰に緑想」(マーヴェル)を求める者に、多くのヒントを与えてくれる一冊。

目次

献呈の辞▶志子田光雄
語源学の課題──『英語語源辞典』編集拾遺▶寺澤芳雄
スペンサーにおける「新しいエルサレム」── 『妖精の女王』第一巻をめぐって▶根本 泉
フルク・グレヴィルの『名声と名誉に関する論究』▶志子田光雄
ロマンティック・コメディのゆくえ▶境野直樹
17世紀英国の政治、宗教、そして詩▶荒川光男
John Donne, ‘Apparition’の解釈──呪いの唄の系譜を考える▶西山良雄
伝承童謡“Ring-a-ring o’ roses”のペスト起源説について▶福山 裕
藤井武とミルトン▶新井 明
The Resistance Against Patriarchy in Samson Agonistes▶川崎和基
イモインダの刺青──『オルーノコ』に見る小説の誕生▶原 英一
範疇化の病──メタユートピア物語としての「フウィヌムランド渡航記」▶遠藤健一
Prototype of Wordsworth’s Lucy in Joannna Baillie’s Text▶鈴木瑠璃子
ダブル・メタテクストとしての『ジェイン・エア』▶小野寺進
T. S. Eliot and Sir John Davies▶高柳俊一
「閉ざされた世界」から「開かれた世界」へ──T. S. Eliotの場合▶村田俊一
トニー・ハリスンの源泉▶羽矢謙一

西山良雄先生略歴
西山良雄先生業績

メディアほか関連情報
著者紹介
  • 羽矢謙一

    1929年、熊本市生まれ。明治大学名誉教授。東京大学文学部英文科卒業、同大学院修了。専門は英文学。著書に『D. H. ロレンスの世界』(評論社)、『ディラン・トマス』(共編、研究社出版)、訳書にディラン・トマス『リベカの娘たち──映画のためのスクリプト』(晶文社)など。

     

  • 高柳俊一

    1932年、新潟県生まれ。上智大学名誉教授。神学者。上智大学文学部英文科卒業、フォーダム大学大学院博士号。専門は英文学。著書に『英文学入門』(大修館書店)、『知恵文学を読む』(筑摩書房)など多数。

  • 寺澤芳雄

    1928年、東京都生まれ。東京大学教養学部名誉教授。東大英文科卒業、同大学院修了。専門は中世英語、英語史。著書に『ことばの苑──英語の語源をたずねて』(研究社)、『句で読む英語聖書──聖書と英語文化』(研究社)、『英語語源辞典』(共編著、研究社)など。

  • 新井 明

    1932年、茨城県水戸市生まれ。日本女子大学名誉教授。東京教育大学英文科卒業、アマースト大学卒業、東京教育大学大学院修士課程修了、ミシガン大学修士。専門は英文学、主にジョン・ミルトン。著書に『ミルトンの世界──叙事詩性の軌跡』(研究社出版)、『英詩鑑賞入門』(研究社出版)など。

  • 西山良雄

    1927年、宮城県石巻市出身。東北学院大学名誉教授。東北大学文学部英文科卒業、同大学院博士課程中退。著書に『憂鬱の時代──文豪ジョン・ダンの軌跡』(松柏社)、『シェイクスピア時代のイギリス庶民文化小事典』(明文書房)など。

  • 仙台英文学談話会
関連書籍
  • ゴルディオスの絆/結婚のディスコースとイギリス・ルネサンス演劇

  • お伽話による比較文化論

  • T・S・エリオット 文学批評選集/形而上詩人達からドライデンまで

  • T・S・エリオット 演劇批評選集

  • Enlightened Groves/Essays in Honour of Professor Zenzo Suzuki鈴木善三教授退官記念論集〈英文版〉

  • 【品切れ中】物語論の位相/物語の形式と機能

  • モダンの近似値/スティーヴンズ・大江・アヴァンギャルド

  • 言説のフィクション/ポストモダンのナラトロジー

  • 象徴の騎士たち/スペンサー『妖精の女王』を読む

  • T.S.エリオット クラーク講演

  • 一九世紀「英国」小説の展開

  • 【品切れ中】改訂 物語論辞典

  • 化粧した影/T・S・エリオットの最初の妻 ヴィヴィアンヌ・エリオットの生涯

  • 物語論序説/〈私〉の物語と物語の〈私〉