Reading Contemporary Britain: 15 Critical Views of Culture and Society/『問題意識を持って読むイギリス 15のトピック』
(著者)Christopher J. Armstrong (著者)Anthony Piccolo (著者)板倉厳一郎
判型 | A4変形判 |
ページ | 全15章97ページ |
価格 | 2,100円(税別) |
ISBN | 978-4-88198-704-9 |
略号 | 704 |
発売日 | 2015年4月 |
先生用資料 | 教授資料(解答/試訳)・教室用CD |
授業支援ツール | 小テスト(毎章各10問) |
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- 解説
コンテンポラリーなイギリスを知り、メディア・リテラシーを学べるテキスト
[Reading Contemporary America の姉妹編]
◆ 映画・ドキュメンタリー・政治家の発言等が社会又は政治的にどのような意味を持つかを説きながら、イギリスの階級・ジェンダー・移民・監視社会・LGBT・スポーツ・英語等について書き下ろした英文は、各章平均600語の読み応え十分なリーディング教材。
◆ 本文は内容理解を助ける豊富なフルカラー写真が満載で、練習問題はTOEFL形式を採用し、簡潔かつ正確な解答が可能。巻末には人名・映画作品・企業名の解説も完備。
The reading passage of about 580-words is featured British films and documentaries and events. 15 topics such as “Class”, “Gender in UK”, “Childre’s Literature and Religion”, “Football and Language”, “Education”, “Queen’s English” and "LGBT Isuues" are covered in order to learn media literacy.
■Activities include "Vocabulary Check" and "Comprehension Questions" that cover essential reading skills and question types commonly found on the TOEFL test. Detailed English-Japanese notes ensure that learners understand context.
■Instructions are written in English.
❒ 松柏社編集部より ❒
イギリスは2020年1月31日午後11時(日本時間2月1日午前8時)、47年間加盟していたEUを離脱しました。イギリス国旗を手に議事堂前の議会広場に集まった人たちからは大歓声が上がっていました。これに先立つこと午後10時、ボリス・ジョンソン英首相が「これは終わりではなく始まりだ」と述べる演説が公開されました。事前に録画されていたこの演説で首相は、EU27カ国との関係を断つことは「国家として本当に再生し、変わる瞬間」だと説明しましたが、EUが本来どういった意図でつくられた組織かを思い起こせば、これは本当に信用に足る説明なのか、考えさせられてしまいます。
こうした世情の中、SNS等によって、世界中のあらゆるニュースや見解を得られるこの時代には、ますます受け手一人ひとりの判断力が必要になっています。
上記のような状況を背景に出版企画された本書では、児童文学と信仰、英語問題、階級、スポーツと言語、教育、第一次世界大戦、宗教、モンティ・パイソンはコメディか神への冒涜か、LGBTといったイギリスにおける15の重要なトピックを取り上げたエッセイ(各500語程度)が書き下ろされています。このトピックを英国の人々がどのように捉えてきたかを説き、彼らの認識がどのような問題を生み、古典から最新のハリウッド映画やドキュメンタリー映画、テレビ番組やニュース、書籍や雑誌・新聞記事、最近の社会評論にどのような表現としてあらわれているのかを、時には批判的に考察していきます。
この15章で構成される本書には、各章にTOEFL iBT形式の練習問題が用意されています。本文に登場する単語・熟語の同意語を四つの選択肢から選ぶ→著者が触れている事柄は何を証明するためか、またある単語・熟語を使っているのは何のためかを四つの選択肢から選ぶ→提示された英文が本文のどこに入るべきか適当な挿入箇所を選ぶ→本文中の特定の段落について正しく要約された英文を三つの選択肢から選ぶ→各章のトピックについて意見を言う、という順序になっています。読みやすく書かれながらも読解力を必要とする本文の骨子をつかみ、全体を深く理解するのに十分な問いになっています。最後には、映画作品等を指定し、実際に鑑賞したうえでトピックについてディスカッションするための準備を促す課題を設けています。教授用資料には、さらに参考文献などの補足情報を掲載しております。
メディア・リテラシーを高める、というだけではなく、社会について自ら考える力を備える、近年見られないリーディング教材です。さらに、各章トップページの重要単語のリストのほか、巻末には人名・映画作品名・企業名についての簡潔かつ明瞭な解説注釈を設けており、語彙力を強化することにも配慮がなされています。是非、見本をご請求くださいませ。
- 目次
Chapter 1 The Lion, the Wizards and the Dust: Childre’s Literature and Religion
Chapter 2 Gender in the UK: LGBT Issues
Chapter 3 Queen’s English, Prince’s English
Chapter 4 Class and the British Way of Life
Chapter 5 Football and Language
Chapter 6 Education in Britain
Chapter 7 World War I: One Hundred Years After
Chapter 8 Mod and Modern Britain
Chapter 9 "A green and pleasant land"?: Social Order and the English Countryside
Chapter 10 Monty Python’s Life of Brian: Comedy or Blasphemy?
Chapter 11 Sherlock: A Holmes for Our Time
Chapter 12 "Century of Strangers": Immigrants from Former British Colonies
Chapter 13 The UK: A Surveillance Society
Chapter 14 Refugees and Asylum Seekers in the UK
Chapter 15 Not Always What It Seems: England in Irish Films- メディアほか関連情報
■著者のお一人・板倉厳一郎さんの「レポートを書くアダム── ChatGPT時代の英米文学」を弊社webマガジンに掲載しました。「大学教員にとっての急務は、言語生成AIを用いた不正行為を防止し、学生の学びの機会を確保することだ。この目的のために私がしたこと、これからすることを紹介」
板倉厳一郎♣︎レポートを書くアダム──ChatGPT時代の英米文学
■2023年2月24日、著者のお一人・板倉厳一郎さんが関西大学東西学術研究所主催・2023年度第11回東西学術研究所研究例会にて「ブレグジット以降の田舎と都市:アリ・スミスの四季四部作を読む」の題で発表されました。
- 著者紹介
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