松柏社

松柏社

図書出版の松柏社

ようこそゲストさん

D・H・ロレンス/詩と自然

(編)飯田武郎  

D・H・ロレンス/詩と自然
判型 四六判上製
ページ 207ページ
価格 2,300円(税別)
ISBN 978-4-7754-0027-2
Cコード
略号
発売日 2003年3月1日

当サイトより注文希望の方はログインをお願いします

オンライン書店で購入する

  • 楽天で購入
  • 紀伊國屋で購入
  • e-honで購入
  • hontoで購入
解説

ロレンスの詩を英国ロマン派、英米現代自然詩人、日本の俳句文化などと比較。また、作品に見られるメタポエトリー的特質、ホモセクシュアリティ的側面など、「自然」をキーワードとした幅広い視点からの<読みの交響>は、ロレンス詩の豊穣な世界を垣間見せてくれる。

目次

はじめに
第1章 ロレンスとイギリス・ロマン派の系譜── 『見よ! 私たちは切り抜けた!』を中心に●鈴木瑠璃子
第2章 ‘The Immediate Present’(「即時性」)と「ハイク・モメント」── 『鳥とけものと花』と俳句●朝日千尺
第3章 メタ・ポエトリーとしての「コウモリ」── 『鳥とけものと花』の一特質●石川慎一郎
第4章 「蛇」とモーリス・マグナス── 『鳥とけものと花』におけるホモセクシュアリティの問題●黒瀬勝利
第5章 ロレンスの詩における生命観── 『三色すみれ』、『続三色すみれ』、『最後詩集』を中心に●金山 等
第6章 霊的詩人ロレンス:根源的闇の探求者── 初期、中期、後期の詩に探る●飯田武郎
第7章 ロレンスの自然詩── アメリカの自然詩人達と比較して●西村杏子

参考文献
索引
執筆者紹介

メディアほか関連情報
著者紹介
  • 飯田武郎

    1943年、天津(満州)に生まれ。久留米大学名誉教授。九州大学大学院文学研究科修士課程修了(英文学専攻)。著書にD. H. Lawrence as Anti-rationalist: Mysticism, Animism and CosmicLife in His Works(青山ライフ出版)、『D・H・ロレンス文学にみる生命感──自然、生命、神秘』(ephoenix)、『D. H. ロレンス──詩と自然』(編著、松柏社)、訳書に『メアリー・シーコール自伝──もう一人のナイチンゲールの闘い』(彩流社)。

関連書籍
  • 幻視の地へ/ヨーロッパ文学におけるヴィジョンの諸相

  • 英文学の内なる外部/ポストコロニアリズムと文化の混淆

  • ロマン派のエコロジー/ワーズワスと環境保護の伝統

  • 宮沢賢治『春と修羅』AN ASURA IN SPRING

  • ロマン派の空間

  • 詩的言語のアスペクツ/ロマン派を超えて