階級を再考する/社会編成と文学批評の横断
(編著)マイケル・T・ギルモア ワイ・C・ディモック (訳)宮下雅年 (訳)新関芳生 (訳)久保拓也
判型 | A5判上製 |
ページ | 391ページ |
価格 | 4,000円(税別) |
ISBN | 978-4-88198-956-2 |
Cコード | |
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発売日 | 2001年5月1日 |
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- 解説
ディモック、ギルモアら8人のアメリカ文学研究者が階級概念を多角的に検討し、その失われざる活力とそれが切り開く思わぬ地平をまざまざと見せつけながら、文学研究・文化研究に一石を投じる。文学と歴史に橋を架ける探究の過程で、新たな関心が「階級」に注がれている。
- 目次
はじめに ワイ・チー・ディモック/マイケル・T・ギルモア
第一部 階級を歴史化する
第一章 「階級」の社会的編成― 分類思考の歴史をめざして メアリー・プーヴィ
第二章 階級とジェンダー、そして換喩の歴史 ワイ・チー・ディモック
第二部 階級の文化
第三章 知識人としての文学批評家― 階級分析と人文科学の危機 ジョン・ギロリー
第四章 地方色文学と上流階級 リチャード・H・ブロドヘッド
第五章 白キッド革の手袋を持つ者と持たざる者― 南北戦争以前のアメリカ労働者階級文化における人種の言語表現 エリック・ロット
第三部 階級と文学分析
第六章 ホーソーンと中産階級の形成
第七章 階級と文学― ロマン主義的チャーティスト運動の場合 アン・ジャノウィッツ
第八章 エリザベス・スチュアート・フェルプス『サイレント・パートナー』における階級のシンクタックス エイミィ・シュレイジャー・ラング
訳者あとがき
索引- メディアほか関連情報
- 著者紹介
- 関連書籍