| 判型 | A5判 |
| ページ | 303ページ |
| 価格 | 3,000円(税別) |
| ISBN | 978-4-7754-0202-3 |
| Cコード | |
| 略号 | |
| 発売日 | 2014年03月25日 |
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- 解説
外国語運用能力の育成には、運用能力の基盤となる知識の形成と運用スキルの習熟を図ることが求められる。そのためには、言語処理の「自動化」が外国運用能力の熟達化にとって重要な役割を果たすことが広く認識されてきている。その認知メカニズムを、語彙・言語の理解と産出の面から学習・行動指標とともに脳機能画像法を用いて明らかにした初の理論書。
- 目次
プロローグ ●横川博一
第1部 語彙の学習と処理
第1章 音声による模倣・復唱は未知単語の学習の初期プロセスにどのような役割を果たすか ●定藤規弘/吉田晴世
第2章 外国語単語の音声と意味の連合はどのように進むのか──脳科学から探る外国語の語彙習得 ●定藤規弘/牧田 快第2部 文理解
第3章 外国語の文理解プロセスにおいて動詞の下位範疇化情報はいかに利用されるか ●横川博一/長井千枝子
第4章 関係節の理解はなぜ難しいのか──外国語文理解における処理負荷の影響 ●横川博一/橋本健一
第5章 外国語の文処理プロセスにおいて形態統語・意味情報はいかに利用されるか──眼球運動・事象関連電位からの検討 ●横川博一/鳴海智之第3部 文産出
第6章 外国語学習者の文産出―脳内にどのような統語表象をもっているか ●横川博一/森下美和
第7章 外国語学習者の文産出プロセスにおいて語彙検索処理の負荷はどのように影響するか ●横川博一/中川恵理第4部 外国語の学習
第8章 シャドーイング訓練によって日本語学習者の発音はどう変化するか ●阿 栄娜/林 良子
第9章 文章理解の個人差の要因とタスクの効果──眼球運動測定による検討 ●横川博一/榊原啓子
第10章 処理の視点からみた外国語学習者困難──文法操作力を高める ●横川博一/中西 弘
第11章 応答練習:質問に答える練習 ●原田康也
第12章 外国語の産出と理解プロセスの熟達化に関わる脳内メカニズム──fMRIによる検討 ●定藤規弘/島田浩二エピローグ 鼎談:研究の成果と課題 横川博一/定藤規弘/吉田晴世
和文索引
欧文索引
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