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実践医療通訳

(編著)村松紀子   (著者)連利博   (著者)阿部 裕  

実践医療通訳
判型 A5判
ページ 228ページ
価格 2,200円(税別)
ISBN 978-4-7754-0224-5
Cコード
略号
発売日 2015年10月15日

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解説

200万人を超える中長期滞在外国人、2,000万人時代を迎える訪日外国人観光客、日本の高度医療を求めて来日する医療ツーリズム患者。医療の国際化の波の中で外国人患者が医療機関を訪れる機会は年々増加し、専門スキルを持った医療通訳者の育成が喫緊の課題となっている。長年その育成や、制度化に向けた活動をしてきた著者陣の英知を結集した比類なき実践書。

地域で活動する医療通訳者、医療通訳をめざす学生諸氏必読の書。

 

目次

はじめに
第1部 総論
1. 医療通訳の現状 大学病院
2. クリニックにおける医療通訳の役割
3. 茨城県の医療通訳への取り組み
4. 医療通訳のメンタルケア
5. 通訳コーディネーターから見た医療通訳者に求められる資質

第2部 各論
6. 精神科
7. 感染症(結核・HIV)
8. 小児科
9. 脳血管疾患
10. 消化器内科
11. メタボリックシンドローム
12. 栄養指導
13. 医療通訳における医療ソーシャルワーカー (MSW) の役割
14. DVと児童虐待
15. 配慮すべき医療の違い~国境ある医療のこと~

コラム
素人の見立て
ヤマアラシのジレンマ
見えない傷を言葉で表現する難しさ
説得
少しだけ通訳の需要
母子保健なのにお父さんの通訳?
病院で感じること栄養指導の通訳
通訳を疑え!
守秘義務のこと

おわりに

メディアほか関連情報
著者紹介
  • 村松紀子

    医療通訳研究会(MEDINT)代表。神戸大学大学院国際協力研究科修士課程修了(政治学修士)。社会福祉士。1993年より(公財)兵庫県国際交流協会スペイン語相談員。2010年より愛知県立大学外国語学部非常勤講師。医療通訳士協議会(JAMI)理事。自治体国際化協会地域国際化アドバイザー。共著に『医療通訳入門』(松柏社)、『医療通訳という仕事』(大阪大学出版)、『国際看護学-グローバルナーシングに向けての展開』(中山書店)。

  • 連利博

    (むらじ・としひろ)茨城県立こども病院副院長兼小児医療・がん研究センター長。1950年大阪市生まれ。関西医科大学医学部卒業。小児外科指導医。日本小児外科学会特別会員、太平洋小児外科学会会員。海外留学経験とこれまでの途上国支援や途上国からの留学生の小児外科教育に関わった経験から、現在は医療通訳の普及活動に関わっている。茨城県およびつくば市国際交流協会主催の医療通訳セミナー講師を務めている。

  • 阿部 裕

    四谷ゆいクリニック院長。1976年順天堂大学医学部卒業。自治医科大学精神科、順天堂大学スポーツ健康科学部を経て、2003年から明治学院大学心理学部教授。1989〜1990年にスペインマドリード大学医学部精神科に留学。2006年から多文化外来を持つ四谷ゆいクリニックを開設。多文化間精神医学会理事、日本外来精神医療学会理事。主著に『ドン・キホーテの夢』(星和書店)、『世界の精神保健医療』(共著、へるす出版)、『多民族化社会・日本』(共著、明石書店)など。

関連書籍
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