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2022.8.19『翻訳を産む文学、文学を産む翻訳:藤本和子、村上春樹、SF小説家と複数の訳者たち』についての訂正とお詫び

邵丹 著『翻訳を産む文学、文学を産む翻訳:藤本和子、村上春樹、SF小説家と複数の訳者たち』初版第1刷と第2刷に重大な脱落部分がございました。第3刷より下記の通りに訂正してお詫びいたします。

 

▼序章(7頁5〜8行目)は下記の通りに訂正。

「普遍性と特殊性の絶妙のブレンド」の「普遍性」の観点から見れば、「従来、村上文学は『宝探し』、『ロマンス』、『ロール・プレイング・ゲーム』という単純な構造に還元できる物語にすぎないと批判される一方で、『ことばの翻訳を越え』る『物語構造の徹底化』や『プリミティブな物語の構造』がもたらす『リーダビリティ』ゆえに世界の主要な文学として読まれるようになったと評価されてきた」(註11)。

▼註(497-98頁)に(11)として下記を追記。

(11)林圭介「五つの「ぼく」たち──村上春樹文学を世界文学に変える『図書館奇譚』」、佐藤=ロスベアグ・ナナ編『翻訳と文学』みすず書房、2021年3月、86−87頁。

▼序章(8頁10〜11行目)は下記の通りに訂正。

─略─「翻訳で伝わりやすい・翻訳しやすいとされる春樹の作品」には「翻訳不可能性・歴史性・ローカル性が際立つというパラドックス」とも対応するかもしれない(註13)。

▼註(497頁)に(13)として下記を追記。

(13)林圭介「五つの「ぼく」たち──村上春樹文学を世界文学に変える『図書館奇譚』」、佐藤=ロスベアグ・ナナ編『翻訳と文学』みすず書房、2021年3月、87頁。/河野至恩『世界の読者に伝えるということ』講談社、2014年、75頁。

▼引用・参考文献(504頁)に下記を追記。

林圭介「五つの「ぼく」たち──村上春樹文学を世界文学に変える『図書館奇譚』」、佐藤=ロスベアグ・ナナ編『翻訳と文学』みすず書房、2021年3月。