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文学・人文学全般・社会

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モダンの「おそれ」と「おののき」/近代の宿痾の診断と処方

(著者)浅井雅志

19世紀末、人類は史上初めて「モダン」と呼ばれる現象に直面した。そこに誕生した作家や思想家たちは近代が生み出す「病」におそれ、おののき、これを超克しようとした。著者は、この壮大かつ複雑なドラマを、「読み」の試みを通してダイナミックに解き明かす。

A5判上製

832

7776円(税込)

978-4-7754-0175-0

2011年4月

   
    はじめに
    第一部 近代の宿痾の兆候と診断
    第一章 「時代の病」の表象――D・H・ロレンス、T・E・ロレンス、マックス・ウェーバー
    第二章 存在の充溢をめざして――D・H・ロレンスの教育論
    第三章  意味の奪還――D・H・ロレンスとC・G・ユングの他者表象
    第四章 聖性の奪還――イェイツと反キリスト教的「精神」の系譜

    第二部 理性の「不幸」、肉体の「幸福」
    第五章 裏切られた肉体――T・E・ロレンス論(1)
    第六章 自意識と「運命」――T・E・ロレンス論(2)
    第七章 二つのイエス像――ロレンスとカザンツァキス
    第八章 トリスタンとシーグマンド――アガペからエロスへの「越境」

    第三部 霊性への超越
    第九章  「四次元」のヴィジョン――『羽鱗の蛇』における二元論超克の試み
    第一〇章 ロレンス対プラトン
    第一一章 「自発性」という名のカルト――ロレンスとオカルト
    第一二章 「深淵への漂流」――ロレンス・イェイツ・オカルティズム
    第一三章 「私」とは誰か? あるいは、「私」とは何か?――グルジェフの人間観
    第一四章 ロレンス、グルジェフ、ウィルソン――楽観主義の光と影

    第四部 文化への「回帰」
    第一五章 追い詰められる日本語――日本人の言語意識とアイデンティティ
    付論――日本語は亡びるのか、亡びないのか
    第一六章  「倫理」の両刃――「オリエンタリズム的パラダイム」の光と影
    第一七章  外への眼差し、内への眼差し――自己認識の術としての文化論
    第一八章  「花」と“flower”――異文化間理解に関する井筒俊彦の論について
    第一九章 イェイツの見る「西」と「東」――「彫像」読解

    第五部 「死への先駆」
    第二〇章 引き裂かれた聖霊――ロレンス晩年の作品群におけるヴィジョンの分裂
    第二一章 ソラリスムの行方――三島由紀夫試論
    第二二章 死への眼差し――ロレンス、三島、ハイデガー

    あとがき

■ 「英語年鑑」2012年版に掲載されました

多くの著作を読み解くことを通じて、著者自らが、近代の病を見定め、それを克服する方途を探ろうとした試みであるように読める。
(高橋和久 東京大学)

■ 「週刊読書人」2011年8月12日に掲載されました

近代批判を展開する彼と同時代の主たる思想家をロレンスと次から次へと丁寧に比較考察してゆくことで、西洋近代批判のマッピングが進められるとともに、20世紀思想史の中のロレンスの位置が浮かび上がるのは壮観である。
(武藤浩史 慶應義塾大学教授)

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